Thursday, February 26, 2009

Pooh 40周年ツアーライブ

New Trollsに続いてPoohのライブDVDを手に入れた。
POOH - La Grande Festa Tour Estate 2006
Padova - Prato Della Valle
22 Settembre 2006
とあるのでミラノの近く、パドバ町、Prato Della Valle広場でのライブだ。
残念ながら前回のNew TrollsのConcerto Grosso Trilogy Liveのような感動は無い。あれは冒頭ヴィットリオの言葉にある「今夜のテーマはコンチェルト・グロッソです。」というように明確な意図の元に構成され、かつそれを目的とした特殊な聴取層には本当に感動を呼ぶライブだったのだ。
Poohのライブは結成40周年とは言え、ごく普通の人気バンドのライブの域を出てはいないだろう。
演奏される曲目も、「パルシファル」はPart 2のみ、「ミラノの映像」からは1曲もなし、「オペラ・プリマ」からは2曲程。殆ど私の知らない曲ばかりだった。
しかしながら、これは日本ではあり得ないと思えたのが、聴取層は老若男女偏りがない、おっさん、おばさんばかりではないのだ。老いも若きも共にPoohと一緒に歌い、手を振ってコンサートに参加している。これは素晴らしい。
このライブは2006年9月22日、この年に開催されたサッカーワールドカップに優勝したイタリア代表への応援歌もPoohは歌っていたようだった。その曲の間中会場のあちらこちらで打ち振られるイタリア国旗、これが優勝国イタリアなのだった。
このライブ映像は結成40年、正確には「ミラノの映像」リリース後に脱退したリッカルドを除けば不動の4名となったロビー、ドディ、レッド、ステファノのボーカルと類い稀なる演奏能力の確かさを、今ようやく眼で観る事ができたという喜び以外には何も無い。
もっともYouTubeを探せば本当に昔のモノクロ映像をわずかに観る事ができる。この方が時代感があり感動的ではあるのだが・・・
 

Saturday, February 14, 2009

Concerto Grosso Trilogy Live

これは大いなる感動のライブ映像だった。
注文していたNew Trollsの"Concerto Grosso Trilogy Live"がやって来た。古くからのNew Trollsファンならこの映像を観て感動しないというのはあり得ないだろう。
Concerto Grosso 1から3までの間、35年以上も経っているんだ。分裂・解散・再結成を繰り返し、オリジナルメンバーはヴィットリオとニコしかいないものの、New TrollsはやはりNew Trollsだ。相変わらずのハーモニーは健在。
冒頭1曲をおいて、2曲目"Allegro" からは"Concerto Grosso"の世界が永遠と続く。2時間たっぷりとライブの感動が味わえる。スタジオ録音のオリジナルとここが違うとか、楽器間のバランスが悪いとか、細かい事は一切気にしないで、ひたすらこの甘美な世界にのめり込んでいよう。
それにしても、2006年、2007年の2度の来日、"Concerto Grosso 3"のリリース、ライブCDの発売、そしてこのDVDの発売、もっと早く情報を得ていればと思う。特に来日公演は絶対に見逃せなかった。この数年のNew Trollsに関する突然の動きは何なのだろう?
まぁ、それでも遅まきながらライブDVDを観る事ができただけでも乾杯とすべきか。
 

Wednesday, February 11, 2009

元旦搾ということは

本日は近所の酒屋さんでこんな酒を手に入れて来たので、蟹味噌を肴に飲んでみる。
埼玉といったらやはりこの「神亀」。これは純米生酒/上槽中汲、おまけに元旦搾というからには、元旦に搾った酒なんでしょうね。蔵の行事なんだろうか。
さらにラベルに書いてある説明を読むと、圧力をかけずに自然に流れ出た酒だそうで、アルコール分が18度〜19度、結構強いですね。
瓶詰め後1ヶ月が飲み頃というから、丁度今がその時期なんだね。
通常の「神亀」純米よりもコクがあって、風味が強い酒だ。単純に言って旨いが、疲れている時には辛いかも。
「神亀」で印象的だったのは、十数年前に飲んだことのある、純米大吟醸にごり生酒、などという奴だった。今でもあるのだろうか?普通はこんなの作らないよね。
さて今夜はこの後、河豚を買って来たのでてっちりにして、しっかり「神亀」をいただきました。
 

Monday, February 9, 2009

焼酎は芋が好き

昨夜はこいつを、ショットグラスでちびりちびりとやっておった。
芋焼酎原酒「光雲天竺」初留取り。醪を蒸留する際に最初に気化し冷やされて出て来た焼酎で、当初60度のアルコール分を44度になるまで割り水しているそうな。
珍しく佐賀県の焼酎だ。あまり芋の香り、味わいはない。ただ酒としては結構強力。旨いと言えるだろう。
そう言えば私は何時から芋焼酎を飲み始めたのだろうか?割と酒のジャンルには拘らない方だが、酎ハイを中心にした焼酎ブ−ムだからって焼酎を好んで飲む方ではなかった。味のない酒だと思っていたのだ。
それがここ5・6年の事だったのだろうか、焼酎と言えば芋焼酎を好んで飲むようになった。偶々飲んでみた芋焼酎の香りが気に入ったんだと思う。言ってみれば臭い芋焼酎の方が好き、洗練された芋焼酎は香りがなくて駄目だ。この光雲天竺も洗練されており、香りが少なくて駄目なのだが、アルコール度数が高いために私にとっては飲める焼酎だと言える。ま、決して安い酒ではないので。
そう言えば最近のお気に入りは鹿児島の「黒甕」、「黒霧島」、いずれも四合瓶1本1,000円を切っている。手軽に買えるのが良い。その前は「薩摩宝山」が定番だったが、例の汚染米騒動以来買えなくなった。
ま、所詮焼酎なんて手軽に買えるもので良いよね。「光雲天竺」初留取り、こんなプレミアものは偶に飲む位で良いんだよ。

 

Sunday, February 8, 2009

昨夜の酒は七福神

某デパ地下の酒売り場にぽつんと1本だけ「七福神」を見つけた。平成15年度産酒・純米吟醸熟成酒とある。
七福神は出張が多かった30代の頃、盛岡に行くとよく飲んでいた酒だった。いつ何処でこの銘柄に初めて出会ったのかは殆ど覚えていないが、当時は盛岡に行ったら七福神だと単純に覚えていたのだろうね。仕事を終えてホテルにチェックインし、その後一人でホテルからそう遠くない小さな飲み屋のカウンターで、七福神を飲みながらカマスの塩焼きを食べたなぁとふと思い出された。実はそれがカマスを食べた最初だったんだ。
青森に行けば「田酒」、水戸に行けば「一品」、山形では「出羽桜」、新潟は「〆張鶴」。富山は「立山」。秋田は、旨い酒に出会った記憶はあるが、残念ながら銘柄を覚えていない。考えてみたら秋田って1回しか行っていないのだった。そのような酒はまだまだあるなぁ。
このように30代の頃の私の中では、酒はその土地と一体化していたものだった。その土地に行ってその土地の旨い酒を探すというのが一つの楽しみだったんだね、きっと。
いつの頃からなのだろう、その土地の米と水を使うのではなく、著名な酒造好適米をどこからか持って来て、またどこからか旨い水を持って来て酒を造るようになったのは。「十四代」がもてはやされていた頃は、あちらこちらで山田錦を使っていたような気がするが、最近はどうなの?日本にも産地呼称法があれば面白いのにね。
ここ2年程、ずっと高知の「亀泉」純米を飲んでいたが、この頃このデパートでは亀泉を仕入れなくなった。流石に最近は日本酒を飲む頻度が落ちています。