最近Mahlerを聴き始めた。
実に20数年振りになる。
JBL 4331Aをドライブしていたパワーアンプが壊れ、続いてCDプレーヤーが壊れてからは、Macに繋いだシステムでBGMとして小音量で聴く以外にはあまり音楽を聴かなくなった。
従ってクラシックは殆ど聴かなくなっていたのだった。
本当にこの2年ほど前から昔のロックやジャズを再び聴くようになり、ようやくクラシックにも手が伸びる様になって来た。
Mahlerは2番、3番、5番が好きで、オケを替え指揮者を替え、いろいろ聴いたものだった。
再び聴くにあたっては、まずMahlerが書いた最も美しいメロディーの交響曲第3番第6楽章から始めた。
1982年のClaudio Abbado/VPOによる演奏を探し出して、CDを見てみるとなんと第6楽章を単独で聴くことが多かったためだろう、CD2のレーベル面がボロボロになっていた。
CDの黎明期の製品だ。
独グラモフォンの輸入盤でかなり高額だったが、製造品質は今とはかなり違っていたのだろうね。
これは私にとってはかなり思い入れのある演奏で、同じAbbadoでも1990年のBPOとの演奏と比べても、遥かに美しい演奏に思える。
もっとも再生する環境が全く違うので、昔聴いていたように4331Aを大音量で鳴らすとBPO盤がどのように聴こえるのかは判らない。
昔の記憶でVPO盤がすごいと美化されてしまっている可能性もある。
このクラシックを聴かなくなっていた20数年の間に、Pierre BoulezがVPOでMahlerを振っていたり、Bernard HaitinkがCSOでMahlerを振っていたりと、調べるに従って驚くことが沢山ある訳。
暫くはいろいろな演奏を集めて、少しづつ聴き返して行こうと思っている次第。
取り敢えずネットで調べて評価の高かったMichael Gielenの全集を手に入れてみた。
13枚組、3,990円。とんでもない価格だが、価格で演奏の質が決まる訳ではない。
さてそろそろG4の頃のオーディオ環境を今のiMacに再構築するとしようか。
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