Linda Ronstadtや、Jack Bruce、John McLaughlin等がクレジットされていたので聴いてみる気になったのだと思う。
当時は3枚組のLPで箱に入っていた。
ぶっ通しで聴いて2時間あまり。部分的に聴くのを良しとしなかったために、たまの休日にしか聴かなかった。
LP片面を5回ひっくり返す訳だが、なかなかの苦行。おかげでこれまでに10回もまともに聴いたのだろうか?
そのため黄金の化粧箱は、今でも奇麗なままで残っている。
昨夜、何と25年ぶり位で聴いてみた。
今聴いても真っ先に感じるのは、全体的にはほの暗い気分が漂っていること。だからこそその暗さの中から響いて来るLinda Ronstadtの歌声は、あたかも天使のそれのようだった。
当時私はどのように感じていたのだろう?
この音楽が録音された1970年前後と言えば、ベトナム戦争の泥沼、オルタモントの悲劇、カルチェラタン、ジミヘン、ジャニス、全学連、岡林信康、What's Going On、ランダムに思い出してみても世の中がそこまで暗かったかな?というような気もするが・・・
さて、Carlaの音楽というのは、Annette Peacockとはまったく反対のように思える。Annetteが情念の音楽ならば、Carlaのそれは理性の音楽とでも言えるだろうか。
Annetteはあくまでも個人の音楽を自ら表現するパフォーマーなのだが、Carlaは自らの音楽を他者との関わりでコントロールしてゆくプロデューサーのようだ。1970年代、ジャズ界に二人の才女を見つけ、30年過ぎて今またこの二人を聴いている。
画像は、Escalator Over The Hillのリーフレットから。左上は表3のもの、大きめのものを貼り込んでおいた。右下は録音時のスナップから。左はJohn McLaughlin、後ろ姿はJack Bruceだろう。
昨夜、何と25年ぶり位で聴いてみた。
今聴いても真っ先に感じるのは、全体的にはほの暗い気分が漂っていること。だからこそその暗さの中から響いて来るLinda Ronstadtの歌声は、あたかも天使のそれのようだった。
当時私はどのように感じていたのだろう?
この音楽が録音された1970年前後と言えば、ベトナム戦争の泥沼、オルタモントの悲劇、カルチェラタン、ジミヘン、ジャニス、全学連、岡林信康、What's Going On、ランダムに思い出してみても世の中がそこまで暗かったかな?というような気もするが・・・
さて、Carlaの音楽というのは、Annette Peacockとはまったく反対のように思える。Annetteが情念の音楽ならば、Carlaのそれは理性の音楽とでも言えるだろうか。
Annetteはあくまでも個人の音楽を自ら表現するパフォーマーなのだが、Carlaは自らの音楽を他者との関わりでコントロールしてゆくプロデューサーのようだ。1970年代、ジャズ界に二人の才女を見つけ、30年過ぎて今またこの二人を聴いている。
画像は、Escalator Over The Hillのリーフレットから。左上は表3のもの、大きめのものを貼り込んでおいた。右下は録音時のスナップから。左はJohn McLaughlin、後ろ姿はJack Bruceだろう。
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