Sunday, October 26, 2008

Slow Dancerはシスコの顔役

これはBoz Scaggesの1974年のアルバム、「シスコの顔役」のジャケットだ。最近昔のLPをiTunesに落としたりする(Vinyl Ripと言うらしい)のだが、ネットで得られる画像が変わっているのに愕然としたりする。おそらく今ネットで得られる画像が元々の米盤”Slow Dancer"のオリジナルらしいのだが、日本ではこのジャケットで発売された。しかもタイトルは「シスコの顔役」だ。慣れというのは恐ろしいもので、"Slow Dancer"や"You Make It So Hard"、"Sail On White Moon"などの曲を聴くためにはオリジナルなジャケットでは非常に違和感があり、この海パンのジャケットがiTunesやiPhoneに表示されなければならないんだね。
「シスコの顔役」の画像はネットを探しまわっても出てこないので、仕方なくオリジナルLPをiPhoneで複写して、メールでMacに送って、Photoshopで歪みを直し、画像をレタッチした。これをiTunes上で貼り込んだ。これで違和感なく曲が聴けると言うもの。限りなくスウィートなBlue Eyed Soulの名盤、ある意味"Silk Degrees"に勝るとも劣らない「シスコの顔役」。
Boz Scaggesを知ったのは、1972年に発売されたDuane Allmanの"An Anthology"に収録されていた"Loan Me a Dime"を聴いてからだった。これが切っ掛けで世界的にBozの名が知られたという。しかしながら"Loan Me a Dime"の作者Fenton RobinsonにはOne Dimeも入らなかったそうな。
 

Monday, October 13, 2008

Annette Peacockのこと

突然 Annette Peacock が検索に引っかかって目の前に現れた。衝撃のデビューアルバム "I'm the One" 1972年からはもう既に36年。前後して当時の夫 Paul Bley との Bley-Peacock Synthesizer Show 名義の "Dual Unity" や "Improvisie" 、またその後のソロアルバム "The Perfect Release" 、"The Collection" をリリースして、80年代中頃には私の情報網からは姿を消していたものだ。
言ってみれば若い頃の恋人に
、本当に突然邂逅したような気分だね。
その "I'm the One" が元で、それまでフォーク・ロック・ブルースしか聴かなかった音楽も、その後彼らの相関関係への興味もあり、Paul Bley 、
Carla Bley 、Gary Peacock などの音楽を聴き始め、ジャズにも傾倒して行ったと言える。
しかしながら彼女のボーカル/ヴォイシングで表現される陰影・情念・エロスというのは、本当に彼女独特の世界だ。ロックの世界で言えば Patti Smith が最も近い存在だと感じるが、明らかに Annette の方が深い。まさに深淵の極みだ。この世界に身を沈めるにはちょっと勇気が必要と言わざるを得ない。
今、日本で彼女の音源としてはどのようなものが手に入るのだろう?直ぐさまHMVにアクセスしてCD3枚とDVD1枚を注文してみた。お楽しみは1週間後だ。
画像のアルバム "31:31" は2006年にインディーズとしてでリリースされたもののようで、日本では未発売。その内個人輸入するしかないか。
さて、このCDの画像っていつのモノなのだろうか。相変わらず若々しいとしか言いようがないが。

YouTubeで見つけた映像


過去にサヨナラって意味深な曲だね。

MySpace.com ここで彼女の音楽の一部を聴くことができる。
Annette Peacock アネット名義のドメイン。彼女のHP。
I'm the One 全ディスコグラフィがここで。
 
 

Sunday, October 12, 2008

Wi-Fiただ乗り

最近街の中でバス待ちをしながらiPhoneでメールのやり取りをしていると、どこかのWi-Fiネットワークに紛れ込んでしまうことに遭遇する。
こちらもいちいち画面を読みながら操作している訳ではないので、ダイアログ等は単純にタップしてしまう。そうすると、あれ3Gでなく、Wi-Hiのマークになっているなということに気が付く。
いずれもバス停近くのマンションの住人が使っている無線LANなんだろうけど、何とも不用心な人が多いのねと思いながら、遠慮なく使わせてしまう訳である。

画像は自宅のWi-Fi環境、AirMacのデフォルトネットワーク名が見える。ソフトバンクに余計なパケット料金を納めないようにと、既存の有線ネットワークにAirMac Expressでブリッジ接続している。
しっかりと鍵が掛かっているね。OK!
ちなみにこの1ヶ月余りいろいろと試した結果、iPhoneのメールをタダでプッシュ受信するには、 codenameのExchange ActiveSyncを利用するのが良いと結論。
 
 

Wednesday, October 1, 2008

や、や、左手が動かん。

9月のある日、会社の机でパソコンのキーボードを叩きながら、突然気が付いた。ん、a, s, z辺りが打てない。左手の小指・薬指がうまく動いてくれない。
やばいなぁと思いつつ数日後に病院にて検査を受けると、やはり脳梗塞とのことでMRIの画像を見せられた。そこには親指の先端程度の白い塊が見え、既に5日経っているので回復は不可能とのこと。
まあ仕方がない、左手の小指・薬指に若干麻痺が残った程度で済んでくれただけでももっけの幸いというものだ。
1週間程度の後にパソコンのキーボードは、ほぼ元のように打てるようになったが、さすがにギターは弾けなくなっていた。要するに左手の押弦と右手のピッキングのタイミングが合わないのだ。お決まりのフレーズ、手癖、ゆっくり弾けば弾けるのだろうが、小指・薬指が絡む限りにおいては通常に弾いては音にならない。
元のように弾けるようになるのだろうか、何年掛かるのだろうか、と考えると嫌な気分だ、まったく。
まあ、ゆっくりやりましょうかね、リハビリ。